お寺について

長耀寺縁起

慶安3年(1650)の創立、三代家光将軍の代。
開山本雄院日瑞上人。開基浄性院日養上人。身延山直末。
明治維新後、廃仏毀釈が盛んとなり明治末期には廃寺同然となるも、
第32世大牙院日豊上人が修法加被力を持って麻布鬼子母神として数多くの信者を得た。
その後大牙院日豊上人、昭和2年本山水戸久昌寺へ入山。

昭和20年5月25日、第2次世界大戦東京最後の空襲にて全山焼失するも、日朗上人御作という一木三体の祖師像(堀の内妙法寺・道々橋樹林寺)は防空壕にて奇跡的にも難を逃れ、現存する等身大の祖師像の御腹ごもりとして奉安してある。
第38世本牙院日修上人、昭和34年本堂新築。同39年庫裡を建設するも百年の大計を鑑み10余年にして本堂を解体。昭和55年に宗祖700遠忌を記念し、今の寺観に一新する。
その後、平成14年に総本山身延山久遠寺総務に就任。
平成18年に本山谷中瑞輪寺へ入山。現住職は同18年に入寺。
竹村海斎の墓碑あり。

年中行事

一月一日、二日 元朝開運祈祷会(がんちょうかいうんきとうえ)
新春を迎え、正月に元朝開運祈祷会を執り行い、
檀信徒の皆様の開運招福を御祈願致します。
(加持祈祷太歳三ヶ日の木札を授与します)
一月初旬 星祭・初祈祷新年会(ほしまつり・はつぎとうしんねんかい)
星祭とは星を祭って供養するという意味で、
災難を除き寿福増進のために七曜九星二十八宿を供養する事です。
当山では新年会を兼ねて年明けに致します。(星祭札を授与します)
三月春分の日 春季彼岸会法要(しゅんきひがんえほうよう)
春分、秋分の日を中日としての一週間をお彼岸といいますが、
春分の日に行う先祖報恩供養の法要。
七月中旬 盂蘭盆施餓鬼会(うらんぼんせがきえ)
死後、餓鬼道に落ちて苦しむ衆生の為に食べ物を施し、
その霊を供養する為に行う法要。新暦のお盆明けに執り行います。(毎年決まり次第告知)
当山では六人の修法師と共に施餓鬼法要をし、最後に法楽加持祈祷も致します。
九月秋分の日 秋季彼岸会法要(しゅうきひがんえほうよう)
春分、秋分の日を中日としての一週間をお彼岸といいますが、
秋分の日に行う先祖報恩供養の法要。
十月中旬 宗祖日蓮大聖人報恩御会式(しゅうそにちれんだいしょうにんほうおんおえしき)
“日蓮が慈悲廣大ならば南無妙法蓮華経は萬年の外未来までも流布すべし”と
大聖人は私共一切衆生の為に、命がけで是好良薬のお題目をお示しになりました。
その御鴻恩に報いるべく宗祖日蓮大聖人報恩御会式を四人の修法師と共に執り行います。